ここでは、SPLYZA Teamsの活用方法をステップごとに解説していきます。
ステップ3は「振り返りを共有する」です!
ステップ2「振り返りの習慣をつける」はこちらからご確認ください。
1.なぜ共有が必要なのか?
ステップ2では、映像を使って振り返りを行うことの重要性を解説しました。
しかし、各自で振り返りを行って終了するだけではもったいないです。
振り返りをしたら、それをチームメンバーと共有しましょう。
チームスポーツにおいて振り返りを共有することは、以下のようなメリットがあります。
チーム全体の理解を深められる
各メンバーが異なる視点や役割から試合を振り返っているため、それらを共有することで、全体の状況や問題点を多角的に把握することができます。
これによって、チーム戦術の成功/失敗要因も理解しやすくなるでしょう。
意識の統一を狙える
振り返りの共有は、目標の再認識にも繋がります。
個々の振り返りを共有することで、それぞれの役割や責任を改めて感じることができれば、チームの方向性をより強化することができるでしょう。
コミュニケーションを強化できる
共有の場で意見を交換すれば、互いの考えや価値観を知る機会となり、チーム内での結束力が向上します。
他のメンバーから建設的な意見を受けることで、チームだけでなく、個人の成長も加速するはずです。
問題の早期発見と改善
自分一人では見落としてしまう問題点も、チーム全体で共有すれば、早期に対策を練ることができます。
問題点だけでなく、成功例も共有できれば、チームとしての自信やモチベーションも高められるでしょう。
2. 個人スポーツでも共有は必要?
ここまでは、主にチームスポーツにおける話を述べてきました。
では個人スポーツではどうでしょうか?
結論から言うと、個人スポーツにおいても、振り返りを誰かと共有したり、他の選手/プレイヤーからのフィードバックを得たりすることは重要だと思います。
自分だけで振り返りを済ませる場合、他人と合わせる必要がないため、自己ペースで進めることが可能です。
また、批判的な意見を受けることがないため、精神的負担が少なく、自分のプレーに対する内省を深めやすくなります。
これらは、振り返りを自己完結することにおけるメリットです。
ただし、デメリットもあります。
自分一人で振り返りを終えてしまうと、どうしても視野が狭くなり、問題点に気づきにくくなってしまいます。
建設的な意見やポジティブなフィードバックを受けることもないため、改善点の発見やモチベーションの維持も自分次第です。
個人スポーツであっても、仲間や指導者など、他の人と振り返りを共有してみてください。
様々な視点を取り入れることで自分のパフォーマンスを上げることができるはずです。
3. 具体的な共有方法
ここでは、具体的な共有方法について紹介します。
ミーティングを設定して共有する
最も分かりやすい方法が、「ミーティングを設定する」というものです。
空き教室やミーティングルームを確保し、振り返り共有のためのミーティングを行います。
まず、他メンバーの振り返り(タグ付け/描き込み)をチェックする時間を設けましょう。
次に、それぞれが意見を出し合い、議論を深めていきます。
最後に、良かった点や改善点をまとめ、次の練習で意識することを出していきましょう。
ミーティングでは、進行役を設けて、チーム内の意見交換を管理することがおすすめです。
各個人の振り返りをそのままにせず、チームとしての共通認識を図ることができれば、練習の質も上がるでしょう。
練習前に共有する
ミーティングを設定する時間がない場合は、「練習前に共有する」やり方もおすすめです。
例えば練習日の前日までに、各自での振り返り(編集)を完了させます。
そして練習に各自の端末を持ってきてもらい、数名の振り返りシーン(タグ/描き込み)をチェックしてから練習に入っていきます。
このやり方であれば、ミーティングルームを確保する必要もなく、短時間でチームメイトとの共通理解を図ることが可能です。
この場合も、進行役やリーダーを設けて、シーンのピックアップを行うのが良いと思います。
各自の端末で振り返りを見ることができる、SPLYZA Teamsの強みを活かした共有方法です。
各自で確認して共有を済ませる
メンバーが集まって共有するための時間をどうしても作れない場合は、「各自で確認して共有を済ませる」というやり方になります。
SPLYZA Teamsはいつでもどこでも、各自の端末で映像や振り返りを確認することができるため、集まらなくても共通理解を図ることは可能です。
ただし、他の方法に比べて意識の統一が難しく、コミュニケーションの強化にも繋がらない可能性があります。
短時間でも良いので、できる限り共有の場を設けることがおすすめです。
もしこの方法で質を上げたい場合は、「返信機能」を使用してみましょう。
映像の中で描き込みを通したコミュニケーションを取ることで、現場でのやり取りの手助けになるはずです。
4. 共有までを習慣化しよう!
SPLYZA Teamsは、映像の共有と編集(分析)に役立つツールです。
タグ付けや描き込みを通して振り返りを行うと、それですべて完了したように思ってしまいがちですが、ぜひその後の「共有」まで行ってみてください。
個人としてもチームとしても、独りで振り返りをするよりも、レベルアップのスピードが格段に上がるはずです。